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Smoke Ship

ロストワックス鋳造の技術を用いた船のお香立て

銅器の街、富山県高岡市の高和製作所のロストワックス鋳造法の技術を用いて、煙突から煙の出る船のカタチのお香立てを製作した。

 

高和製作所は主に美術香炉や置物等を制作しており、複雑な原型であっても忠実な再現のが可能でお香立ての設計ノウハウも豊富だった。

図面を元に試作から何度も打ち合わせをし、密閉状態でも煙突から煙の出る設計を詰めていった。

煙が出る煙突の位置で、お香の残量が分かり香りだけでなく、見た目にも船が進んでいるかのような視覚的な楽しさを演出できる。

Smell

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時間と共に移ろう煙

スティックタイプを使用する場合、トレーにお香をさしこみ使用します。

お香が燃えて短くなるにつれて、けむりの出る煙突が順に移動しお香の残量がどれくらいなのか分かる。

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片付ける際お香の燃えカスが散らばりにくいトレー型。

本体の着色は加える熱の違いだけで、金属の酸化具合を調節し、三段階の異なる色で仕上げた。

​同じ工程で全く異なる色味に仕上がるところに、400年の歴史の中で積み上げられた銅器の街高岡の技を感じる。

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低温で加熱し酸化

中温で加熱し酸化

高温で加熱し酸化

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